グランクレール成城 支配人
2004年入社
他社での介護職経験1年半。その後、介護の勉強をするためカナダへ渡った。
特別養護老人ホームなどで現場を見てきたが、国や文化が変わっても、介護で大切なことは何も変わらないと実感する。
しかし一方では、言葉が分からないために充分なサービスが受けられない人々がいるといった、多国籍の国ならではの問題も目にしてきた。
支配人の仕事というのは、一言でまとめると「人と仕事の管理、マネジメント」ということになります。ご入居者やスタッフ対応の他に、採用や営業、本社との連携、行政などの対外的な折衝など、業務は多岐にわたります。グランクレール成城は、自立型である「シニア住宅」と介護型の「介護住宅」が併設されているのですが、マネジメントの観点では、自立と介護の間にできるだけ垣根ができないように気を配っています。会議や委員会活動といった場で、自立と介護の職員が顔を合わせコミュニケーションを取り、共に活動するという機会を大切にしています。また自立と介護、双方のご入居者同士の交流の場を意識したイベントの開催なども、イベント担当に任せるだけでなく、自らアイデアを出したりもしています。誰もが、いつまでも健康で介護の必要なく暮らしたいと思うはずです。しかし自立から介護に移ることを決してマイナスに捉えていただきたくはない。ですから自立で体調を崩したご入居者には、一時的に介護住宅をご利用いただいてサービスを体感していただくこともあります。
支配人になるまでには、介護職、営業職などさまざまな職種を経験してきました。その中で「今の自分の立場では、中々現場の声が会社に届かない」という思いがありました。ですから支配人となった今、あらゆる職種のメンバーたちの声に耳を傾けるということを意識的にやっています。たとえば当社の評価制度のひとつとして目標設定シートというものを、毎年度個人個人で作成してもらいますが、年に3回ある上長との面談にはできる限り同席して、スタッフ一人ひとりが何を考え仕事をする中で何を感じているのか理解することに努めています。会社、お客様(ご入居者)、そして社員という3つの要素がある中で、「社員」が最も肝になるというのがわたしの考え方。社員がここで働くことに満足していれば、サービスの質も向上しお客様の満足につながり、結果的に会社の社会的評価も上がるはずです。社員のモチベーションが上がらなければ、この好循環は生まれないと思っています。今後の大きな課題のひとつとして、人材の育成があり、とりわけ女性管理職の育成は急務と感じます。男女比はご入居者が概ね3:7、職員も女性の方が多い中で、女性の視点を運営や経営に反映する必要性を感じています。事業の成長という企業としてのミッションの中で、良い人材、管理職を育てることは、わたしたち支配人にとっての重要な役割のひとつであり、それがご入居者や社会の幸せにつながると考えています。
入社
グランケアあざみ野開業準備室に配属
夏に入居相談室で営業へ
グランクレール藤が丘に異動
入居相談室で営業
入居相談員を経て、生活相談員・フロアリーダーを兼務
開業準備室(成城開業準備・馬事公苑事業承継)に異動
グランクレール馬事公苑に異動
副支配人
グランクレール成城に異動
支配人